手塚治虫記念館
2003.3.27
手塚先生が亡くなってすでに14年も経ちます。訃報を知った時は、テレビの前で思わず涙してしまいました。 漫画家を夢見た事のある人は、誰だって尊敬する先生です。 当然の事ながら私もその1人…尊敬というより、もう雲の上ほどにスゴイ人かな。この記念館は、震災前に一度訪れ、今回で2度目ですが改めて、先生の天才ぶりを確認し、アトムの誕生日をお祝いに行ってきました。
なんとアトムの生まれたのは、2003年4月7日!現実は先生の想像に少し間に合わなかったけど、少しずつ未来は近づいています。アトムが目を覚ますのは10:30から1時間おきに2分間で…
ただ…目が開いて…起きあがるだけなんですよ!何かシャベルなり立ち上がるなりして欲しかったなあ〜広島くんだりから来たんだもん。
アトムのテレビ放送は、再放送の世代…手塚先生の作品は、知らず知らずのうちに沢山見たけど、ハッキリ意識したアニメは「リボンの騎士」本では「ブラックジャック」…。
実はアトムって、それ程じゃないんだよね…手塚治虫といえば「アトム」というのもホントは抵抗があるよ、でも可愛いからイッカ〜。
この日の?いや、多分4月7日まではアトム一色の記念館!
1階はいつもの常設で、先生の子供時代の作品や、成績表、作品の生原稿が展示してあります。
コレは中学生時代に作った「オサムシ」や昆虫のノート…記録もさることながら、下の虫の絵は自分で描いたモノです。虫に対する情熱も凄いけど、やっぱ先生は天才ですね。漫画家にならなくても、絶対何か世を代表する人になっていたと思う。
私だけじゃなく、みんな言ってたんだけど、ホント「字がキレ〜」なんですよ!印刷のような字で細かく書き込んであります。他にも医学生時代のノートとかあったんですが、コレもノートじゃなくて医学書のようで、参考の挿絵(細胞とか心臓)なんか写真みたいでっせー!でもノートの端なんかに、漫画が描いてあったりしてね(笑)
チョット安心したです。
2階は「目を覚ますアトム」と「アトム展」それからshopと漫画図書館…おっと、それから地下にアニメ体験コーナーがあります。でも、全体的にアニメ中心かなぁ
手塚先生はアニメーションをこよなく愛したけど、私は先生には漫画一色でやっていって欲しかったかな。いつもいつも、クリエイターであり原作者でいて欲しかった。だって虫プロ倒産以後の作品は、どうしようもなく暗くて辛くて、救いようのない展開に、押しつぶされそうになるモノ…。コレがあって作品の深味が…というか、そんな生やさしい暗さじゃないと私は思う。
先生は天才なのに、結構、嫉妬深くて人間味イッパイって、よく聞く。周りの人は苦労したんだろうなあ…と思うけど、コレがあるから、先生の作品は、宗教的にならなかったのかな?…とも思う。だって、映画にしても漫画にしても、イラストにしてもアニメにしても、
突き詰めた人は、ハングリーじゃなくなって、宗教的で、一般人には理解できない作品を、作り始めると思いません?
ある一定の地位を築き、精神的にも金銭的にも落ち着くと、世界観とか問題意識が同じようになっていくと思うのよね…そう感じるのは私だけ?
望都先生や宮崎監督なんて代表のような気がする。その点、手塚先生は、いつまでも何かを追っかけてて、追われてて、完璧じゃなくて、人間くさくて面白かった。訴えている事や、苦悩が身近で、ついついのめり込んでしまうんだと思う。天才なのに、いつまでも少年の心だったんだろう。
偉そうなこと書いちゃったけど…満喫するにはチョットばかし展示が少ないし、記念館自体も狭いので物足りなさはイッパイですが、まあ手塚先生の作品は心の中に沢山あるのですから、何はともあれ良しとして…漫画好きの人は一度訪れてみてくださいな!
そうそう、2003.4.7記念カンを購入した。中にはフリーサイズのTシャツと、壁紙とかが入ったCDロム、それからマイクロチップが入ってた。チップは、どうしていいもんだか、よく分からないけど、シリアルナンバーが書いてあるそうで、しかし、この歳になると、そんな事に価値を見いだせなくなってしまったのかも。まあ、これだけ入って2900円は、安いか高いか?Tシャツ価格で、とりあえず主婦としてはOKかな…の私です。
ちなみに私が好きな手塚作品は…
「ブラックジャック」「リボンの騎士」「海のトリトン」「三つ目がとおる」「どろろ」「ユフラテの木」
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