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ロード・オブ・ザ・リング / 王の帰還

Return of the King

smeagol.jpgいよいよ待ちに待った「王の帰還」!ああ、やはり私も一緒に旅に出たかった(笑)

 冒頭がスメアゴルのシーンとは、やられました!「二つの塔」でスメアゴルの紹介程度に使われると思っていた場面…初っぱなから感動しちゃったじゃないですかっ!ホビット庄を彷彿とさせる美しい自然…(コレが狙いでしょうが/笑)。そういえば原作も、このシーンからだったような?うーん、なんでトールキンもPJも、スメアゴルを愛しちゃってるんだろう?アンディ上手いな〜スメアゴルの哀しみが伝わってくる良い表情します。しかしアノ声は印象的。

980.jpgサルマンのシーン…丸カットは聞いてたけど、オルサンクまでカットとは残念だった。窓から恨めしそうに覗くサルマンや、それをエントに任せて旅立つシーンとか…こだわりのシーンがたくさんあるのよ〜。
 たった1つしか出てこないパランティア…ピピンが覗いちゃうシーンは迫力ありました。ガンダルフの三白眼がオモロイ。ピピンから最初に取り上げるのはアラゴルンだったのね。コレと対決するシーンがカット…しゃーないなあ。


elbakin.jpg ミナスティリス!これはすごいっ!ガンダルフとピピンが、馬で駆け上がるシーンはイメージピッタリ!涙が出そうなほど感動しました。「旅の仲間たち」で、ボロミアとアラゴルンが、ロスロリアンの森の遠くに視線を上げ、懐かしく話す白い城の話を思い出しました。このお城、大小2つ模型を作ったそうです。いや美術さん、スゴ過ぎる。それからオスギリアス…本の中では位地関係がアヤウヤなので、まさかこんなに近いとはね。



lotr2dene.jpgデネソール候は、吐き気がするほど弱い人間でしたね。「喰らう」という動作が、これほど狂気をそそるとは…演技も演出も、こんなに嫌な気分にさせるなんて、さすがですよ。でもデネソールのパランティアが出てこなかったのは残念。彼の狂気はボロミアだけが原因ではなく、パランティアによって「目」の誘惑に負けていたから。ピピンがデネソール候に同情したのは、同じパランティアに囚われた者だったからだと思うけど。しかし、指輪もパランティアも、説明の難しいアバウトな存在で、原作を読まなければ理解し難い、そこは上手くカットしたと考えるべきか。

lotr3t.jpg珍しく戦いのシーンで涙腺が緩んでしまった。ゴンドールから援軍を求める烽火が、中つ国の山々に点灯していく所でギブアップ!セオデン王が立ち上がり、援軍が招集され、ミナスティリスで、敵の後ろから現れた時にはもうボロボロだあ〜アタシってこういうのダメだったのね〜(笑)

 原作を読んでいて正解でしたよ。だって映画では、時間が短くて映画では描けないとこまで、ローハンの苦労や、間に合うか間に合わないかの焦りや戸惑いも、解って見てるから感動ひとしおですもの。

 しかしセオデン王はカッコ良かった!エオウィンも良かった。男装の麗人ではなく、女性らしい戦い方が可愛かった。恐怖で身が裂けそうな思いが、とても伝わってきた。出番が少なくて閉口気味のレゴラスも、オリファントと闘うシーンは見せ場でしたね〜。ギムリと2人で、また数えてるから笑っちゃった。

112081.jpg 戦いで印象に残っていると言えば、やっぱりアラゴルン!ゴーストを連れて船から飛び降りるシーンにはシビレました。「死者の道」は今ひとつ違うような気がするけど、あの場面はとても複雑で、アラゴルンの人生の集大成のような道なので、単純に解り易くしたのかもしれない。

lotr2aragorncomfortseowyn.jpg 残念極まりないのが「療病院」エオウィンとファラミアの恋物語は、やっぱり完全カット!プロポーズのシーンは絶対見たかった。寮病院エピ全カットのおかげで、黒門に突撃する時には、メリピピもエオウィンも揃ってたという(笑)


photo.jpg シェロブはイメージ通りでした。フロドが逃げるところも、原作と同じようにドキドキしました。しかし糸で巻いちゃうシーンはね〜(笑)真剣に見てたのに、思わず突っ込みそうになった。

968.jpg心配していた裸のシーンもやっぱりあって、でも拷問は受けなかったのでホッ〜。原作では、もっともっと凄まじい旅が続くのだけど、短い時間で充分表現出来ていたと思う。フロドの憔悴振りはホントに可哀想でした。文字をそのまま映像化すると、やっぱり合点のいかない事が起るんですが、滅びの山でゴラムに襲われた時、サムに担がれるほど歩けない状態だったフロドが、思いっきり走っちゃって一瞬にして冷めてしまった。確かに、原作にそう書いてあるんだけど、読むのと見るのとココまで印象が違うなんてね。

frodoc.jpg 「王の帰還」はフロドが主役!ということで、たくさんフロドが出ていて嬉しかった。だけどPJは、あくまでフロドを弱い軟弱なヒーローとして描いてて、ファンとしては我慢の限界でしたね。3本通しても全くイイトコ無し…原作を読んでおられない映画ファンから「アノ主人公はなんだっ!」という声があったりして、原作を持って説得に行きたい気分になりました。おまけに、原作とは違うPJの結末は、最後の努めも遂げられない主人公フロドを作ってしまった。
carender.jpg 原作よりも、徹底的に指輪の魔力に囚われてしまう映画のフロド。サムに「帰れ!」も言わないし、指輪だって自分の意志で捨てるんですけどね。何故フロドでなくてはならないのか…。PJのフロドは、滅びの山でニヤリと笑い、イシルドゥアと同じ行動をとります。PJのフロドを肯定したとして…でもやっぱり、指輪を取ったゴラムから、指輪を取り返さんと向って行くのは、ずいぶん解釈が違うと思った。聞く所によれば、原作通りも撮ってるらしい…見てみたいな〜。


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 さて、偶然手に入れたコノ画像…「フロドがゴラムになる」と注釈が付けてあった。もしかしてPJ、そこまで撮っちゃっいましたか?冒頭のスメアゴルのシーンが伏線?う〜ん、シビアですなあ。

frodo_writinginbook_tn11.jpg 「王の帰還」は、やはり時間との戦いで、カットシーンのテンコ盛りでした。療病院は然り、サルマンがホビット庄を襲うシーンも、メリピピがホビット庄で有士として讃えられるシーンも、ファラミアとエオウィンが結婚するトコも…もちろんアラゴルンとアルウェンの正式な結婚式も…。読者にとって大切な場面は、それぞれ違うからキリがないもの。PJの指輪物語は、1つ1つの場面を大切に、心を込めて描いていると充分理解できるし、特にラストのミナスティリスの庭園で、人々がホビット4人に礼をするのには参った。まさかコノ表現があったとは…。原作では、今ひとつホビット達が讃えられないので、PJに感謝したい気分だった(笑)アラゴルンとアルウェンのキスシーンも良かったです〜今までの想いが溢れて、まるで一緒に旅をして来た気分でした。
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 灰色港のシーンは本当に忠実で、フロドが全く涙を流さないのが、清々しくて潔くて良かった。「シャイアを救うために旅に出たけど、僕は救えなかった…」辛口の結末だけど、去っていく時のフロドの表情は最高!

 正直なところ「王の帰還」の解釈はPJと違うけど、これ以上の「指輪物語」は永久に、絶対作れないと思う。これだけの評価をしながら、人間は贅沢なもので、3年も掛けて気持ちを盛り上げてくれるから、ついつい以上の物を期待してしまうのだけど…。3部作を一気に撮ったのも正解です。年をとって主人公のイメージが変わってしまっては妙だから(笑)この映画、「ベンハー」とか「十戒」のようにずっと語り継がれていく作品になると思う。アカデミー賞11部門制覇、文句なしです!ありがとうPJ!で「ホビットの冒険」製作お願いしま〜す♪